ポジティブとは、能力ではなく「選択」である
「あの人はいつもポジティブで羨ましい。自分は元々ネガティブだから……」
そう思っていませんか? 実は、ポジティブであることの本質は、生まれ持った性格や能力ではありません。それは、毎日の生活の中で私たちがどちらを選ぶかという「選択」そのものなのです。
起こった事実はひとつ。変えられるのは「解釈」
私たちの目の前で起こる「事実」は、誰にとっても常にひとつしかありません。 しかし、その事実を自分の中でどう解釈(意味づけ)するかによって、心の中の景色は180度変わります。
身近な例で考えてみましょう。朝起きて、外がドシャ降りの雨だったとします。 「雨が降っている」という事実はひとつです。
- ネガティブな選択: 「最悪だ、服も濡れるし会社に行くのが憂鬱だな……」
- ポジティブな選択: 「あ、お気に入りの長靴を履いていける!ちょっと嬉しいかも」
どうでしょうか。事実は全く同じ雨なのに、自分の「解釈の選択」ひとつで、その日一日のスタートラインに立つときの気分に大きな差が生まれます。
小さな解釈の積み重ねが、あなたの「行動」を変えていく
「気分が変わるだけなら、大した違いはないのでは?」と思うかもしれません。しかし、本当に重要なのはここからです。
解釈が変わると、私たちの「行動」が変わります。
憂鬱な気分で下を向いて歩いている人は、水たまりを避けられずに泥を跳ね上げてしまい、さらにイライラして職場で周囲に冷たい態度をとってしまうかもしれません。 一方で、お気に入りの長靴を履いて少しワクワクしている人は、足元に気を配りながら軽快に歩き、職場にも明るい笑顔で「おはようございます!」と挨拶できるはずです。
仕事でミスをした時も同じです。 「もうダメだ、自分は向いていない」と解釈して縮こまるのか、「今のうちに改善点が見つかってよかった。次はこうしよう!」と解釈して打席に立ち続けるのか。
そのひとつひとつの小さな選択の差が、数ヶ月後、数年後のあなたのスキルや人間関係、そして人生の成果として、目に見える大きな違いになって現れます。
今日から「上向きのらせん」を選ぼう
どんな出来事が起きても、私たちは常に「どう受け止めるか」の決定権を自分で握っています。
最初は、無理に100%前向きになる必要はありません。 「最悪だ」と思ったあとに、「……でも、捉え方を変えるとしたら、どんな良い一面があるだろう?」と自分に問いかけてみること。その小さな一歩こそが、あなたの能力や可能性を広げていく「ポジティブな選択」の始まりです。
事実に振り回されるのではなく、自分を味方にする解釈を、自らの手で選んでいきませんか?

